2005年 03月 11日
Bill Hurley With Johnny Guiter “Double Agent” (1985)
ビート系パブバンド数あれど、インメイツのあの全くシャープじゃない感じがとても好き。重過ぎないビートに乗った妙なモッチャリ感がたまらなくて、よく聴きました。

そのインメイツのヴォーカリストである、ビル・ハーレーのソロアルバムです。この頃は一時的にバンドを辞めてた時期かな?その頃バンドには元エディ&ザ・ホッドロッズのバリー・マスターズが参加してたはず。いやあここら辺の人脈、ゾクゾクしますねえ。
そしてこのアルバムでタッグを組んだのは元ビショップス~ドクター・フィールグッドのジョニー・ギター。(ギャングスタブルースマンのジョニー・ギター・ワトソンとは同名異人です。念のため。)いやあ、これも素敵な人脈。

この面子から行くとバキバキのビート路線を想像されると思いますが、本作はもっと燻し銀路線。
オープニングの名曲‘Reconsider Me’のカヴァーからして渋くきめてます。ゆったりとしたビートに80年代特有の例の音像が乗る様はどうしてどうしてなかなかオツなものです。他の曲もモータウンナンバー、ボビー・ウーマックナンバー等オーセンティックなソウルを見事なアレンジでこなしています。これらc0075476_3251688.jpgがなんとも言えぬこの時代ならではの中庸の味がしみてきて、幸せ。自分のルーツがしっかりしてるからこそ、こういった名曲群を相手にしても、妙に気張ることなくうまくこなしちゃうんだろうな。
とはいってもやっぱり両者とも出自は隠すことが出来ないのかバリバリのビート・ロックンロールを最後の曲に持ってくるあたりは、なにやら嬉しくなってしまいます。

俺たち好きなことを好きなようにやらしてもらうぜ、そんな気張らない男気に満ちた気持ちいい一枚です。

< しばさき>
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by beatken | 2005-03-11 03:26 | review


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