2005年 06月 05日
Peter Rowan “Peter Rowan”(1978)
キザで、ユーモアがあって、温かくて…。
普通のカントリーミュージックとも違う、かといってカントリーロックでもないような…。それでいてテックス・メックスな風味などもあったりして。そこはかとなくトロピカルな風をも感じるような、そんな不思議な作品。

c0075476_14514.jpgこのふんわりとしたソフト・サウンディングな音がとても気持ちよいんです。とはいってもナッシュビル産の如才ないポップカントリー(好きですが…)とも違って確かにどこかヒップでロックなスピリットが宿っていたりもするんです。それはやはりこの人が元々アースオペラやシートレインなどといった先鋭的なルーツミュージックをやるバンドにいたっていうのが大きいんだと思います。伝統的なスタイルを踏襲しながらもほのかに時代の匂いを忍び込ませるような、そんなお洒落さってどこかこの時期のアコースティック・スウィングの人達と共通するところがある気がして、とても嬉しくなっちゃいます。

この作品がFlying Fishというインディーレーベルからひっそり出された1978年、はたしてどれだけの人がこうした豊かなルーツミュージックの魅力を享受できたのだろう。あの時代にあってこんなにもノンビリした、マイペースでルーツな作品を残すなんてなんてヒップな人だろうか。時代の流れに乗らないことがヒップな場合もあるんだ。

それにしてもこの洒落っ気はどうだろう…。あくまで楽しく、お茶目に。理屈抜きにウキウキしちゃう。これこそグッド・タイム・ミュージック…。

女の子とかにも受ける気がするんだけどどうかな。お試しを…。

<しばさき>
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by beatken | 2005-06-05 01:05 | review


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