2005年 07月 11日
Jack Tempchin “Jack Tempchin” (1978)
まさしく西海岸ロックの権化のような人です。ジーンズに洗いざらしのシャツ、潮風を受けながらコカ・コーラを飲み、太陽の元に遊ぶ、そんなカリフォルニアライフを体現するかのような音楽が実に魅力なのです。

あの超々名曲、Eaglesの‘Peaceful Easy Feeling’の作者でもあり、正当なるEaglesフォロワーであるFunky Kingsというバンドを率いていた人でもあります。なので彼周辺の人脈としてはGlen FlyやJ.D. Southerなどがいる訳ですが、しかし意外なことにこのファーストソロアルバムではその人脈から少し距離を設けて、あのマッスル・ショールズで録音しているのでした。なのでプロデューサーもPete Carrだったりして、面白いです。

なので純然たるカリフォルニアンロックを求める人からは何だかなあと思われちゃいそうなアルバムですが、心配無用。ちゃんと爽やかな海風を意識した期待を裏切らない内容になっていますので。また一方でマッスルショールズならではのふくよかでステディなグルーヴも全体にまぶされ、これがなんともいえないアメリカンな空気感を伝えてくれるのです。ですので、「Eagles辺りの音はサッパリし過ぎだぜ!」というような硬派な方にも満足していただけるんじゃないのかと思うのです。

そして、個人的に感動なのが、先述の名曲‘Peaceful Easy Feeling’のセルフ・カヴァーの素晴らしさ。Eaglesヴァージョンよりグッとテンポを抑えて、実に静謐な雰囲気のもと歌われます。デュエットの相手としてJennifer Warnesが付き添っているのですが、この二人の歌声ときたら最高。ウルっときますよ。

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<しばさき>
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by beatken | 2005-07-11 00:17 | review


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